2011年9月17日

リバーマンによるThe EyeWriterプロジェクト

メディアアーティストのリバーマン氏が再来日。
2年前講演通訳させていただいた時、たまたま4つ授業をこなした直後の通訳役だったので、私の頭が疲れちゃっていて、meditationを訳せないというドボンをやらかしたのだけれど、 彼のつくるインターフェイスは本当に面白かった。
「図と地」の原理を最大限に生かしたプログラミングの発想で、光に影絵ポーズの手をかざすと、手のフォルムをモニタ上でコロンコロンと転がる映像オブジェクトにしてくれて、それがリズムにのって動き出す・・・


感性融合デザインセンター ワークショップ・講演会
「ザッカリー・リバーマンによるThe EyeWriterプロジェクト in 福岡」

世界的なメディア・アーティスト、ザッカリー・リバーマン氏を招いてのトーク&ワークショップ!2010年に世界最大のメディア・アートの祭典、アルス・エレクトロニカでゴールデンニカを受賞した「The EyeWriter」プロジェクトに関す
る、ザッカリー氏によるトークとワークショップを開催します。
「The EyeWriter」は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)により全身が麻痺してしまったグラフィティ・アーティストに「再びグラフィティを描けるように」という願いから始まったプロジェクト。
講演では「The EyeWriter」プロジェクトを中心としたザッカリー氏の活動についてのトークが行われます。また、ワークショップでは実際に「The EyeWriter」の仕組みがレクチャーされ、「The
EyeWriter」のデバイスを応用したアプリケーションを作ります。

講演会:
10/3(月) 19:00~21:00
-九州大学 大橋サテライト ルネット

ワークショップ:
10/2(日) 12:00~18:00
-九州大学 芸術工学府 大橋キャンパス 7号館1F ワークショップルーム

10/3(月) 12:00~18:00
-九州大学 大橋サテライト ルネット

講師:
ザッカリー・リバーマン

参加条件:
講演会,ワークショップともに入場無料
ワークショップは事前申込が必要。両日とも参加可能な方で,かつプログラミングの経験があることが望ましい。なお,ノートPCを持参していただくことになります。
ワークショップの見学は自由ですが,部屋に入る人数の関係上,ご遠慮願うことがあるかも知れません。
講演会は事前申込の必要なく,自由に参加いただけます。


主催: 九州大学大学院感性融合デザインセンター

共催: 九州大学大学院統合新領域学府ユーザー感性学専攻

企画・運営: 藤岡 定 + anno lab.

WEB: http://www.anno-lab.com/event/tewfukuoka/

facebookイベントページ: http://www.facebook.com/event.php?eid=202269459838407
twitterハッシュタグ: #tewfukuoka

2011年9月16日

ためすぎショッピングカート

2011年9月14日

西南 秋の講座

魅力的な講演会がいっぱい。
2〜4は夕方なので無理だけど、1は15:10〜16:40。 

1.読書教養講座 9/28町田康「内面の作成」
http://katsuji.yomiuri.co.jp/kyouyo/

2.2011年度後期リカレント講座「楽しい英語読書入門」
http://www.seinan-gu.ac.jp/community_connect/lifelong_learning/recurrent.html

3.今、世界の経済は
http://www.seinan-gu.ac.jp/community_connect/lifelong_learning/lecture.html

4.東日本大震災がもたらした課題-大規模災害対応への基礎力-
http://www.seinan-gu.ac.jp/community_connect/lifelong_learning/lecture.html

2011年9月12日

9月27日 檜垣智也さんのアクースモニウム・リサイタル

檜垣智也さんのリサイタル(9月27日/アクロス福岡1F円形ホール)の案内をいただいた。

檜垣さんは、愛知県芸で作曲を学んだ後、パリで「アクースモニウム」を修業して、この新しい音響芸術の世界を、創作・上演の両面から紹介しているサウンド・アーティスト。
私はJ.-Y.ボスールの『現代音楽を読み解く88のキーワード』を翻訳する際、「アクースモニウム」の項目はもちろん「電子音響音楽」の項目も、ずいぶん助けていただいた。

... 「アクースモニウム」は、ホール内に16個以上のスピーカーを縦横に配置して、録音作品の上演中にどんどんミキサー卓を操作し、個々のスピーカーの個性を際立たせながら、様々な大きさ・距離・方向から「音響スクリーン」を形成する芸術。ミキサー卓の操作次第で、ニュアンスやコントラスト、立体感や動きが生まれるという、いわばスピーカー群によるオーケストラ。この喩えでいくと、ミキサー卓に座る人は、いわば指揮者にあたると思うんだけれども、この領域に通じたフランソワ・ベルなんかは、アクースモニウム自体を「聴感を演出する楽器群」と表現しているほどなので、彼のイメージの中で「アクースマット」は指揮者というよりスピーカーを鳴らす演奏者という位置づけなのかもしれない。響きの出来事を視覚的に提示するソフトウェアとして「アクースモグラフ」も開発されていて、仏独では、かなり定着しているらしい。

9月27日には以下5作品が上演される。
・檜垣智也『Incorporeal』
・今史朗『生命の水』
・中村滋延『Passion』
・パルメジャーニ『La Roue Ferris』
・デュフール『変態』

残念なのは、私には、まだこの「アクースモニウム」という領域について、耳でアプローチし、上演の有様を記述したりする力がないこと。その力があったら、いろいろな場面で書きたいのだが・・・

いわゆる伝統的なクラシック音楽に関しては、聴音・視唱の訓練15年を経て、くり返し再生可能なCD評からスタートし、それを5〜6年も続けてから、ようやく演奏会評にとりかかるにいたった。その演奏会評だって、事前にNaxos Music Libraryで曲目をゴリゴリ予習してから臨んでいる。
しかしアクースモニウムの場合、上演される曲目はほとんど初聴の曲ばかり。
独仏ではかなりメジャーなアート領域だというけれど、日本に暮らしているかぎり、耳を鍛える方法も、言語化された評がどんな聴き所をたよりにしているのかも、心許ない。

とはいえ、今は地道に、トレーニングするのみ。
事前に入手できる曲が2つほどあって、私の恩師で元上司の中村滋延先生の『Passion』は聴くチャンスあるし、パルメジャーニの『La Roue Ferris』についてもiTunesに載っかっているのをみつけたぜい。
http://itunes.apple.com/jp/album/la-roue-ferris/id315769301?i=315769397&ign-mpt=uo%3D4

9月25日 宮崎由紀子さんのチャリティークラシックコンサート

ピアニストの宮崎由紀子さんが、八幡の「プレリュード」(http://www1.bbiq.jp/prelude/)で9月25日にチャリティーコンサート。
ショパンの夜想曲3曲や、エドゥアルド・ヴォルフの「マズルカ形式によるノクターン」などが演奏されるのだが、このあたりは、去る1月8日に松本直美さんの講演会で宮崎さんに弾いていただいた作品。

自分の関わらせてもらった企画の中身が、こうして別の形で広がっていくのは、とても嬉しい。

10月8日 西南学院大学オルガンコンサート

秋の西南学院大学オルガンコンサートは、廣江理枝氏(東京藝術大学准教授)をお招きします。
是非、お誘い合わせの上、ご来場ください。



...   日 時:2011(平成23)年10月8日(土)
開 場:15:30 / 開 演:16:00
会 場:大学チャペル
入場料:無料

【曲 目】「神はわがとりで」     BWV 720 J.S.バッハ
協奏曲ニ短調       BWV 596 J.S.バッハ
前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV 552 J.S.バッハ 他

会場で社会福祉施設等への自由募金を行います。