NHKの「義経」をみつけた。
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第4話27分の兵書『六韜』がどう見てもホッチキス留めの台本であり、12世紀の状況としては不自然であるが、17分めの鬼一法眼の台詞がすばらしいのでメモ。
義経:忘れることもできず、割り切ることもできず、どう考えたらよいのか。
法眼:忘れることも、赦すこともない。あるがままに受け入れよ。
義経:それができぬ。
法眼:ならば考えぬことである。
義経:どうすれば?
法眼:悩みぬけばよいではないか。闇のまっただ中を彷徨ってもよいではないか。
そのうち陽も射す。それがこの世の定法である。
「すぐに解決」を求めない、こうした達観のスタンスは、ジンネマンの『尼僧物語』にも一部あらわれていた。
監護でSr.ルークが掟を軽視して危機に陥った後の、先輩修道女との対話。
ルーク:心の平安は、本当に、おとずれるのでしょうか。
先輩:平安などおとずれません。日々たゆまず歩むだけです。
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