さやかが眠っている間に爪を切ろうとして、深爪。
血が出てしまった。
本人は、むずがるだけで泣かなかったから、まだあまりわからないようだけれど、こんなにかわいいお手々を怪我させるなんて、なんと愚かな母親かと自己嫌悪。
今日は「赤毛のアン」シリーズのことを思いだした。
たしか、第一子ジョイスの後、第二子ジェイムズ・マシュウを育てるプロセスで、アンが育児書の内容に疑問を述べるくだりがあったと思う。
赤ちゃん言葉を使っちゃいけないと書いてあったけれど、とうてい無理だわ。
だってこんなに可愛いんですもの。
彼女は、グリーンゲイブルスにひきとられる前、ハモンズ家の3組の双子をガンガン育てた経験があって、それゆえ親友ダイアナの妹が重病に罹った時にも、一晩で回復させるだけの力量があった。
そのアン・シャーリーが「今さら育児書?」という話なのであるが、
ここでモンゴメリが描きたかったのは、
余所の子の保育実績は十分豊かな彼女の中に、自分の子供を持って初めて「だってこんなに可愛いんですもの」という感情が芽生えたことなのだろう。
私には、爪でお顔を掻きむしったら可愛いお顔に傷がついちゃう、という感情だけがあって、保育の力量があまりに欠けている。
1人でも手に負えていないのに、3組の双子・・・・。
しかし、その経験で保育の力がつくなら、10歳で余所の子の保育にあたったアンの苦労を背負いたいぐらいである。