2012年2月27日

毎日1月号:ミョンフンのこととオルガンのこと

手元のメモ

Debussy
  • 拍子感明瞭で弦のdivigeさえも分離
  • やろうとしていることが伝わってくる
  • 音の粒が明瞭でppらしくない。版画が擦りきれる前はこうなのか、ぐらいの。
  • 第1部ラストのTimpaniによる盛り上げの迫力
  • 絵画的というにはほど遠い版画/造形/立体的な表現
  • 北斎の富嶽百景 → 富士山と波としぶきが各パーツとして分離 → 版画の彫り
  • この演奏を聴くと、当時ジャポニズムが流行していたから表紙に貼った、ということ以上に、北斎への近さを感じる。版画史における北斎の位置を知っていたら、もっと何か言えそうなのだが。
  • ミョンフンは冷めたN響でも燃えさせる
Mahler
  • 1楽章と3楽章の不吉感がすごい
  • 4楽章  キビキビと向きを変えて、両手をビシリと開く様子は、まるで十字架
  • 4楽章  向かい合う2組のティンパニの掛け合いがすばらしい
  • 4楽章  金管の空間的方向性を強調するように、Soliとして立たせる
アンコールは、Brahmsハンガリー1番。大編成を生かしたしっとりと大人で豊かな演奏。

    0 件のコメント:

    コメントを投稿