今年、西南に宗教主事(音楽)として着任された安積道也氏は、ドイツで教会音楽家Aをとられ、その他いろいろと優れた活動をされて日本に戻ってきたばかりの方。
オルガン演奏・合唱指揮・音楽学の3領域のプロフェッショナルであり、これから、西日本の音楽文化を刷新してくださる方だと思っている。
学内で安積さんをつかまえて、 贅沢な質問をしてみた。
「西南のオルガンは、北ドイツ様式ということですけれど、ブクステフーデやバッハじゃなく、近現代でこの楽器にふさわしい作曲家といったら、だれですか?」
Hugo Distlerの名前を教えていただいた。
チャペルで上演するのはもちろん、
この作曲家の作品について、
学生に語れるようにならねばだなぁ。
NaxosやYoutubeでも聞けるので、
私でも、少しずつなら、ふれられそうだ。
・Ein Stündlein wohl vor Tag
・Nun komm, der Heiden Heiland
・Totentanz
しかし、ここで久しぶりにあのフラストレーションが発生。
映像学に手をつけるときには、とりたい手順があまりにはっきりしていたし、
そもそも、あまりに門外漢すぎて、研究史へのキャッチアップなんて望むべくもなく、このフラストレーションは、ほとんど生じなかった。
でも、音楽領域で
なにか自分の知らないことについて調べ始めようとすると、すでにどんなことが語られているか、気になって、「RILM検索したいっ。どうしよう・・・」とフラストレーションにおそわれる。
今の自分を考えると、
飛行機で飛ばないですむところに、
検索ツールをみつけなければ、絶対にいかん。
関西学院大学の図書館にMUSE-Onlineがあるらしいから、まずはそこを頼りにしよう。
でも、今後数年のスパンを考えると、飛行機か新幹線か、ではなく、「いかに短い移動距離でMUSEを」という問題が浮上する。
西日本にMUSEのある場所をご存じの方、お教え下さいませ。
彼の娘であるBarbara Histlerが2008年にHugo Distler: Lebensweg eines Frühvollendetenというモノグラフを出版していますね。
返信削除>RILM検索したいっ
・・・メールくださったら代わりにやって結果転送しますよ(笑)。
Matsumotoさん ありがとうございます。
返信削除さっそくHugo Distler: Lebensweg を注文しました。
転送のご厚意まで・・・感涙! いよいよ逼迫したら、お願いするかもしれません。
>いよいよ逼迫したら、お願いするかもしれません
返信削除いえいえどうぞお気軽に。RILMの転送機能はボタン一つですから。
ブログ拝読して恵まれているはずの研究環境をちっともちゃんと生かしていない自分に大きく反省しました・・・(汗)