大学教員などというものは、神野桜子の査定対象に一度も浮上しない役所なのであり、さらに言えば、貧乏な役所=欧介さん の未来である。
記事の元データは第一生命経済研究所による調査報告書だそうである。この分では、保険の勧誘訪問やマンション経営の勧誘電話が、ますます増えることであろう。ああ大迷惑。
第一生命経済研究所の調査報告書には、
彼らは、統計でカウントされる労働時間以外にも、労働時間のための備えとして勉強・研究をしているので、時給の概念に合わないかもしれない (p.4)という記述があって、「会議とか学生相談とかは?」の想いはともあれ、部外者なりに精一杯の心遣いをしてくれているのがわかるのに対し、新聞記事にはそんな留保さえ1ミリもない。
さすが朝日。情報操作が身勝手で無遠慮。
何をもとに「時給」を算定したのかがわからないし、そもそも、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(2009年) からまとめたのだとされる図表11(p.4)自体、私には全く不可解である。「大学教授(男)」が労働人口1000人あたり55人も居ることになっているようだが、日本はどんなすごい教育国家でございましょうや。大風呂敷にもほどがある。
ともあれ、さすが保険会社設置の研究所。数字が稚拙で不可解。
時給が5千円台…考えられないトンデモ記事で、大学の現場を何もわかっていない、という感じですね。高等教育の現場に対する無理解、ここに極まれりです。
返信削除この数値、おそらく准教授や講師・助教・非常勤講師を意図的に除外して算出しているのかもしれませんね。
ところで↑の図表を見ましたが、これは大学教授(男)が1000人あたり55人ではなく、労働人口の数字の単位が1000人という意味では?つまり男の大学教授が5万5千人ということではないでしょうか。
なるほどそうですね。つい冷静さを失っておりました!
返信削除あらためて図表11をみなおしました。
大学の教授+准教授+講師が男性だけで97700人、医師が男女あわせて63300人という数字に驚きを覚えます。医者不足というのも頷けます。
大学病院の勤務医は、大学教員or医師のどちらにカウントされているのだろう・・・なんて、いろいろ考えてしまいます。