『アーツ・マネジメント概論第3版』水曜社,2009。
ハウツーものではなく、社会の中の芸術の捉え方について、根本的に丁寧に論じられている。その分、ハウツーについて、自分で考えていく下地ができる。
小林真理氏の担当する第2章なんて一語一語が感動モノだし、各節の末尾に考察課題があるのもいい。
出会えて良かった。
関東の音大にいた頃なら、まず手に取らなかったタイプの本。あのころは作品形式の中にとじこもって、せいぜい演奏されたものの再解釈を通して、作品の表面にでてくる程度だった。
でも、地方都市に暮らしているおかげで、研究者は「何でも屋」になっていく。学校勤めをしているおかげで、課外活動に「根拠」を仕込む必要もでてくる。
0 件のコメント:
コメントを投稿