2010年3月16日

予防接種のこと

予防接種は1994年、「義務」から「勧奨」に改められている。
どう取捨選択するか、いろいろ情報収集をしているうちに、由井寅子の「キッズ・トラウマ」という本の存在を知った。読者レビューによると「子供達が予防接種によりどれだけの病気や人格形成悪影響をもたらすか」が書かれているとのこと。人格形成はともかくとして、病気をもらっちゃこまるので、勉強しようと1-Clickで購入。

まず、ホメオパシーのおおよその骨格を捉えることができたのは収穫。
ホメオパシーでは、頭痛がする時は頭痛を呼び起こすような物質を微量摂取し、解熱したい時は体温を上げる物質を微量摂取する。これによって、頭痛を鎮めようとするような自然治癒力、解熱しようとする自然治癒力のスイッチを揺り動かすのである。
これ、子供時代に読んだ「巌窟王」(モンテクリスト伯)に出てきましたね。ダンテスが秘密の戸口からヴァランティーヌ(?)の寝室に現れて、ごく少量の毒薬服用するように勧める場面があった。あの場面は、物語のあらすじとどう絡むのか、当時ぜんぜんわからなかった記憶があるが、ともあれ勧めていたのはホメオパシーの方法かしらと思う。
漢方でも、起死回生の薬物とされる「附子」がトリカブトの根っこだ、みたいなのがあって、似ています!

また、身近なところで、ジャンクフードに関する衝動が思い当たる。
ふだんは見向きもしないようなマックポテトを、数ヶ月に一度むしょうに欲するのは何故か? おそらくそれは、身体がジャンクになっている場合に、ジャンク物質をとることによって自然治癒力のスイッチを入れようとして、味覚がジャンク物質を求めているのではないか、ということ。

さてこの本で非常に印象に残ったたとえ話。
予防接種での皮下注射というのは、とても不自然なものです。本来の道筋を通らず、突然真ん中に入ってきた菌をどのように身体は追い出すことができるでしょうか? それを持ったまま適応するしかなくなり、バイタルフォースの歪みとなってしまいます。たとえると、仕事が終わって家に戻り、鍵を開けて家に入り、やれやれ今日もよう働いた、とふと床の間を見ると誰かしらない人がちょこんと座っている、というのと同じです。そして、まあまあ座りなさいと言って、まるで自分がそこの主人であるかのように振る舞っています。玄関から入ってくれば門前払いするでしょうが、こうなると追い出すのに非常に苦労するし、完全に追い出せず、居候する形になってしまうかもしれませn。しかしそうなると、この非自己が住んでいることで、他の非自己を受け入れやすくなってしまいます。(28〜29頁)
うーむ考えさせられる。
気管支炎をしょっちゅう起こしていたために、小学校時代から学校一斉のインフルエンザ予防注射を全て断ってきた私は、今年、担当ゼミ生が6人もインフルエンザにかかって倒れる中、べつに何ということもなく切り抜けた。こういう「たまたま」を勝手に結びつけるびは危険だし、この本を読んだだけですぐに予防接種をやめる決心はつかないけれど、せめて、予防接種ときけばすぐ飛びつく、ではなく、ひとつひとつ吟味して慎重にあたろう。

なにしろ、母子手帳に書いてある事柄に、逐一したがっているわけには、いかない。あの手帳には、「授乳期はふだんよりも牛乳・乳製品を多め(ふだんを2として3に)」なんて書いてある有様なんだから。

とくに三種混合のDTPや日本脳炎の予防接種。
防腐剤としてホルムアルデヒド(ホルマリン)や有機水銀を入れるとは、なんちゅう雑な製法だよ、という話。
さらに、ホルマリンを入れるのは、防腐のためだけではなくて、抗体を作らせるため、という素晴らしい目的もあって・・・。
しかし、抗体が無くても免疫を持っている人もいれば、抗体があっても免疫の無い場合もある、という不可思議・・・。

次に読むべきは、これだ。

新・現代免疫物語-「抗体医薬」と「自然免疫」の驚異


4月に入る予定の「福岡アントロポロゾフィー医療の会」では、西洋医学とシュタイナー医学をドッキングしようとしているドクターに相談できる予定。

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